2011.09.20

株式会社 陶あん

今回ご紹介する企業動画は、以前大型陶板でご紹介した株式会社陶葊(とうあん)の陶板プロジェクトです。

今回は、以前ご紹介したサイズに比べますと小さいものですが、前回同様に極めて高度な技術と時間を要する商品です。そのサイズは小さいもので600×1170。大きいものは610×1730です。陶板の厚さは3.8mmに調えられました。この陶板は大阪府守口市の妙楽寺本堂落慶に至る本堂欄間にご採用いただいたものです。

昔から、建物の大黒柱と並び品格をあらわす欄間は、杉・桧・ヒバなどの木材で見事な装飾が施されたものが一般的ですが、今回は新しい価値のご提案として陶板による欄間を納品するに至りました。革新的技術を積み重ね、今後も心価を共有できるパートナー企業でありたいと願っています。

陶あん・妙楽寺本堂欄間陶板の動画をダウンロード

-編集後記-

今回の大型陶板も見事なものです。落慶はGWの頃で、大阪府天然記念物に指定されている有名なつつじの木も見事に満開でした。作る側も、使う側も心から満足できる価値を共有できた陶板ではないかと思います。

作品・商品・製品の垣根は無くなりつつあるようです。この陶板が欄間として本堂の一部として装飾されている様を見るとき、心価を感じます。価格決定のプロセスが原価から心価にシフトしている事を感じずにはいられまん。

[文:GLH@田原]

2011.06.14

木次乳業有限会社

食事をするとき、「命をいただく」という気持ちは薄れていることを感じます。食材の多くは、生きたまま食べるということが少なく、野菜でも魚でも肉でも、生きている状態を人間が止め、命をいただいています。

木次乳業は生産の一部として酪農家の理想である放牧によって牛が自由に採食できる環境を取り入れた企業のひとつです。質の高い牛乳は自然のリズムと呼応した生産サイクルを無視できません。放牧せず、冬の寒い時でも、夏の暑い時でも管理された牛舎であれば、手間が省けることもあるでしょう。放牧には手間がかかります。その手間がかかるため、工業製品のように大量に生産する事が出来ません。効率が悪いのです。

効率を高めると生産は増やせます。そうすると24時間、いつでも、どこでも美味しいものを口にできる機会は増えますが、命をいただいているという認識は薄れるはずです。それらが工業製品のように生産されていることは事実です。食べ物を単なる商品としてしか見られなくなるのも容易に想像できます。食べ物を生産する場は化学肥料や農薬を使うと効率が上がりますが、それは人間の都合と言えるかもしれません。

しかし、生きるということは食べるということ。「食べるということは命をいただく」という理解が薄れることは、自分自身、家族、社会の中で命に対する理解が薄れているとも考えられます。木次乳業は命ある健全な食材を重視し、自然と共に生きることをメッセージする企業です。そのようなメッセージを完璧に尽くすことはできませんが、自分たちができることからはじめています。

木次乳業の動画をダウンロード

2011.05.17

鶴商株式会社

今回ご紹介する企業動画は「かご」や「かごバッグ」を中心にかご全般を取扱う鶴商株式会社です。店内には主力とする「かご」が所狭しと並べられています。籐・柳・メイズ・竹・木・ワイヤーなどで作られた「かご」の数は常時500点以上が展示販売されており、これだけの数を一度に見比べながらお好みの商品を選べるお店は全国的に見ても少ないはずです。

季節のグリーティングアイテムも豊富で、6月には秋冬展示会がスタートします。そのビジネスコンセプトは「お客様のお役に立つ」ということ。大概において「かご」の役目は主役を引き立たせるための脇役。お菓子を入れたり、商品を陳列したり、衣類を入れたり。もともと日本では主役を引き立てる飾りやデザインというモノづくりが多い国でしたが、最近はそういった文化や考え方が廃れつつあるなかで、何かを装うという気持ちをカタチにして表現できることを思い起こさせてくれます。

普段はあまり気に留めない「かご」ですが、意外と身近な脇役として活躍していると思います。ところでそういったアイテムは小ロットで何処にいけば手に入るの?と思った時に鶴商にお問い合わせください。

鶴商株式会社の動画をダウンロード

-編集後記-

お話しを聞きながら、「かご」というのは整理整頓の中間に位置するモノかな?とか思っていました。今や中国でも編みかごを作る人は減っているとお聞きしました。その用途とコストのバランスが難しいようです。

こちらでは、今や懐かしい籐で編まれた手提げかごバッグも多数取扱われています。懐かしくて買い求めに来られるお客様も多いとか。大根の葉っぱがかごから飛び出しているようなイメージを想像したのは私だけか...船場にお越しの際はぜひ一度立ち寄ってみてください。

[文:GLH@田原]

2011.04.05

竹尾合繊紡績有限会社

今回ご紹介する企業動画は竹尾合繊紡績有限会社です。本社のある泉南地域は関西空港の近く。この辺りは明治・大正・昭和と繊維で栄えた場所です。その歴史的産業が減りつつある中で、竹尾合繊紡績が手がける代表的な糸は「セミ梳毛(そもう)」と呼ばれるもので、この分野の糸を日本生産する企業もどんどん減っているようです。

その代表的な用途はカーペットや絨毯に使われる糸です。原料となる繊維を複数回ブレンドし、何度も撚りを繰り返し、1本の糸へと紡がれるわけですが、それを真直ぐな状態に整えるには技術を要します。目で見た感覚は真直ぐに見えても、本当に真直ぐに整えなければ、良い製品に仕上がりません。これには人の手による作業が欠かせません。その手間を省かず、丁寧に仕上げるのが竹尾合繊紡績です。

最近はフローリングが人気なのか、その快適性を知らない方も多いようですが、歴史的にはペルシャ絨毯の時代から3500年以上の歴史が在り、カーペットや絨毯は良い特徴も持っています。「すべりにくい」「衝撃吸収」「素足でも暖かい」「音を吸収」などなど。よくダニについても取り上げられますが、それは最近の事ですし、新品にダニは居ません。それは掃除や換気を怠っていると言えますし、フローリングだと掃除の手間が省けると言えるかもしれません。

竹尾合繊紡績ではセミ梳毛の技術では不可能とされていた毛布やバスマットの糸や漁網手袋の糸など、新しい分野へ業務の幅を広げています。質をともなう量の生産を低コストで提供することへの挑戦が続いています。

竹尾合繊紡績のセミ梳毛技術の動画をダウンロード

2011.03.23

南あわじ温泉郷 うずしお温泉

今回ご紹介するのは淡路島の南に位置する南あわじ温泉郷・うずしお温泉です。

世界的にも水に恵まれた環境で、バスタブに肩まで浸かって体を温めるお風呂。国内旅行でも海外旅行でも、旅から帰る道すがら「家庭温泉が一番だね」という日本人特有の会話はよく聞かれる話です。非日常を求めて旅に出ても、やはり何処か緊張した時間を過ごし「やっぱり自宅のお風呂がホッとする」というのは本音かもしれません。

うずしお温泉は、その無駄な緊張感を解き放ち、日常の如く非日常を体感できる温泉郷です。重曹成分を豊富に含んだお湯は"とろっ"とした肌触りで美人湯としても有名ですし、鳴門の荒波にもまれた新鮮な魚介類を使った宝楽焼なども楽しみの1つ。どこか懐かしい風景と、何もしない贅沢な空間、自然がここには在ります。

うずしお温泉は民宿スタイルからホテルタイプまで、様々なバリエーションで皆様をお迎えする用意ができています。「どこかのんびり出来る温泉でも行きたいね」と思ったとき、是非うずしお温泉に出かけてみてください。誰もが持っている懐かしい心の故郷の情景と、心を込めたおもてなしにふれることができる温泉郷です。

うずしお温泉の動画をダウンロード

-編集後記-

皆様一様に「淡路弁丸出して会話をすると少し荒っぽい雰囲気に受け止められることもあるんだけど、ただ言葉を上品に喋ることよりも、ありのままの姿で精一杯のおもてなしをしたいと思っているんだよ。」と話されます。

宿の果たしてきた歴史は諸説ありますが、私は「道中の疲れを癒す」という役目が在るように思います。肩を張らず、心からリラックスし、素朴な景色と共に素材本来の味を楽しみ温泉という文化に浸かる。「あぁ、久しぶりに田舎に帰りたいなぁ」と思った時、その願いに応えてくれる温泉郷ですよ。

[文:GLH@田原]

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